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【書評】TOEIC L&R テストでる1000問

目次

はじめに

TOEIC対策で文法を勉強したいんだけど、何かいい本ないかな?

それなら、『でる1000問』がお勧めだよ!

どんな人にお勧め?それって僕にも出来そう?

ということで、今回はTOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問の書評について書いていこうと思います。前回の【書評】TOEIC公式問題集と同様、購入するかどうかの一つの指標として参考にしていただけたら幸いです。

自己紹介
・TOEIC985点
・元GAFA社員
・日本生まれ日本育ち
・公立の小中高卒業
・長期留学なし(中学時代の2週間の短期留学のみ)
・アメリカンスクール、インターナショナルスクールなし

価格と難易度

価格は2,530円と、TOEICの問題集の中では比較的お手頃な価格で、初めてTOEIC問題集を購入する方にとっては、手に取りやすい価格帯だと思います(TOEC公式問題集は少し値が張りますからね!)。難易度としては、比較的TOEIC初心者には易しいです。

まず、この問題集を始める前提としては、高校3年生までの英文法が8~9割は分かっている状態が必須になります。

そして、文法問題集ではありますが、TOEIC特有のボキャブラリーが出てくるので、TOEIC用語やビジネス英語の単語を知っている必要もあります。文法に関してある程度の知識があっても、TOEIC用語やビジネス英語の単語を知らない状態で解くと、難しいと感じる場合があると思います。その時は、「金のフレーズ」等でボキャブラリーを補強しながら進めていくことをお勧めします。

特徴

見開き左側に問題が載っており、右側に回答と解説が載っています。解説は非常にシンプルですが、TOEIC初心者にも取り組みやすい問題集となっています。問題数の横に、チェックボックスも付いているので、間違えた問題には✓が欠けるのが、学習者にとって嬉しい気遣いですよね。

そして、解説だけでなく和文も載っていますし、学習者にとって知らないであろう単語は意味も載せてくれています。

まず、TOEIC公式問題集を開いてみて『難しそう』だなと感じる方や、英語が苦手で文法に自信がない方や、TOEIC受験が初めてで何から手を付けて良いかわからない方には、本当にお勧めの1冊です。

高校生が使う「英文法・語法問題 Next Stage」によく似ている印象を受けました。

そちらの問題集は、大学受験の準備用問題集なので語法問題が大学受験向けで、ビジネス用語は少なかったように記憶しているのですが、文法問題を満遍なく網羅している所は同じです。

もし、でる1000問がビジネス用語だらけで難しく感じる場合、「英文法・語法問題 Nest Stage」に取り組むのもいいかも。

向いている人

  • TOEIC初心者
  • 高校3年生までの英文法は8~9割は習得している人
  • TOEIC公式問題集は、難しいと感じる人

向いていない人

  • TOEICでほぼ満点を取得している
  • 基本的なTOEIC用語や英文法は習得している人
  • 自分の苦手な英文法だけ穴埋め勉強したい人

意外な使い方

ここで、皆様に意外なことを申し上げますね。このでる1000問に関しては、「TOEIC〇〇点だったら、やったほうがいい」とか、「Part5が全問正解だったらやらなくていい」とは言い切れない所です。

この問題集は非常にバランスが良いです。文法問題集として謳っていますが、絶対に覚えるべきTOEIC用語やビジネス英語は問題文に使用されています。なので、この問題集は、最終的に完璧に正解できるぐらいに仕上げてほしいです、もしくは9割は正解できるようにしてから、他の問題集に移って欲しいです。

ですので、もしTOEICを初めて受験する、もしくは勉強し始めたばかりの人は全員一度購入してみて、自分は9割以上正解できるのか試してみることをお勧めします。そして、正解率によってその後の勉強方針や使う問題集・参考書を決めてもいいぐらいの名著だと筆者は思います。

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